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「マーボー西尾の器材洗浄講座」


西尾 昌晃

こんにちは、マーボー西尾です。今年もいよいよ本格的なシーズンが近づいてきましたね。今回はシーズンを通じて僕達ダイバーがお世話になる器材について、その中でも洗浄についてお話してみたいと思います。

皆さんは、よく海でダイビングが終わった後インストラクターが「器材をよく真水で洗ってくださいね」なんていうことを耳にしたことがあると思います。なんとなく海水の塩が結晶化して器材を痛めてしまうのはわかりますよね。ですが他にも重要なことがあるのです。簡単に言うと錆びてしまうということ、もう少し深くすると酸化してしまうということです。酸化って何だろうというと酸素は非常に簡単に他の元素とくっつきやすくこれを酸化と呼びます。ほどんどの素材は、自然のままでは酸素とくっいていて、これを酸化物と呼ぶそうです。純粋な原材料は、自然な形である酸化物に戻るために酸化しようとするのです。

いろんな素材があるのですが、その中でも皆さんが使っているダイビングの器材のファーストステージに使われている銀色の真鍮や、中圧高圧ホースに使われているラバー(ゴム原料)などは特に他の素材よりもこの酸化に対して非常に強いといわれています。では、何故海に入ると酸化してしまうかというと、ファーストステージに使われている真鍮でも長時間塩水(海水)のような電解質に触れてしまうと酸化をしてしまうのです。酸化は電解質が入ってくることでよりスピードアップします。酸化には、電子が移動することが含まれていて、電解液はそれをよく伝えてしまうのです。水は電気をよく伝えますよね。これが湿気のあるところでは、金属の酸化が早まる理由です。

一方で空気はあまり電気を伝えないのです。そのため乾燥したところで保管される金属の酸化は非常にゆっくりになります。ではラバーはどうかというと紫外線やオゾンがゴム製品の酸化に対して先ほど出てきた電解質と同じような働きをします。その為に、紫外線やオゾン物質を破壊する化学結合をおこし劣化を進めてしまいます。

ちょっと話が難しくなってきてしまいましたが、インストラクターがいつも「器材をよく洗って、乾かして、太陽の当たらない風とおりの良い場所に保管してくださいね」といっているのは、ここまで書いたこれらの素材の酸化と劣化から守る為のことを、短く集約して皆さんに伝えていたことなんですね。

さらに詳しい内容は、器材スペシャリティーコースになります。もっと知ってみたい、器材のメンテナンスを自分でもやってみたいと思った方は、スペシャリティーコース受けてみてください。非常に"ため"になりますよ。器材は僕たちダイバーを安全に海を潜らせてくれるものです。その為には、毎回毎回のダイビング後の洗浄がとても大切ということがわかっていただけたでしょうか?みなさん器材を大事に使ってあげてくださいね。 




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