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「この冬を暖かく乗り切ろう」


西尾 昌晃

海遊びにいこう悩んでしまうところです。一気にリゾートにいってしまおーっと!と言いたいところですが、なかなかそうもいかないので、上手にやればこの冬暖かく海ですごせる僕なりの幾つかの方法をここでご紹介したいと思います。陸上の平均気温は(1月5.2度)(2月 5.6度)(3月8.5度)とこの3ヶ月間が一年で一番寒い時期です。海の水温はというと【1月15.6度】【2月14.2度】【3月 14.7度】と、こちらも一年で一番寒い時期なのですが、意外と水中のほうが陸上より暖かいのです。実際に1月などは水中に入っていたほうが温かく感じる時があるほどです。 でも忘れてはいけないのが熱伝導率です。オープンウォーターコースでもやったと思いますが水中は陸上の25倍の速度で体温が奪われてしまうのはみなさんも覚えているかと思います。そう最初は暖かなのですが、やはりだんだん水中にいればいるほど体が冷えてきてしまうのです。では一体どのようにすれば体が水中で冷えないようにすればいいのでしょうか。1つはもう皆さんご存知のフード。頭部が実は体のなかで一番発散する熱量が大きいのです。その熱量は体から発散する熱のおよそ40パーセントともいわれているのです。やはり冬と言ったらフードは必需品、昔1度2月頃にフードなしでも潜ってみたのですが、おでこがバチバチ音を立てて痛くて3分間は水中に入れませんでした。そう頭部が一気に冷やされてかき氷を食べたようになってしまったのです。フードの威力は絶大!!と身をもって体験しました・・・。あれは痛かった・・・。その次に考えるところがやはりドライスーツの中に着るインナーです。これからの時期一番使えるインナーは薄手のフリース素材。フリースにもいろいろあるのですが、そのなかでもマイクロフリースと呼ばれるものは吸汗速乾性にすぐれていて軽くなりよりも浮力が少なくてすむのです。たまに見かけるのが登山用の厚手のフリースですが、これは浮力が強くてウエイトが当然多く必要となってしまいます。その体積はおよそ4,500立方センチとなり潜降するのに約5kgもの余分なウエイトが必要となってしまうのです。ダイビング用のフリースが一番ですが、代用品ではユニクロなどでも最近はマイクロフリース を取り扱っているようです。

ちなみに僕は一番寒い時期にはワールドダイブ社のボディーウォーマー200(今は厚さ100しかありません)を着て、さらにその中にユニクロ社のマイクロフリースを上下重ね着して海に入っています。これをするとほとんど体は寒く感じませんでした。その次が靴下です。体が温かいのに足が冷えるなんて方は、スキー用の厚手の靴下を試して見て下さい。それでも冷えるのであればスキー用の靴下の下に薄手の靴下を履いてみるのがいいと思います。一度試してみましたがスクイズもあまり感じず水中は快適です。問題は陸に上がった時、靴がきつくなってしまうのでサンダルが必要となってしまうことかな。最後に必要となるのがウインターグローブ!3シーズン、サマーグローブなどもありますが、なんと言っても陸上で風に吹かれた時が一番寒いのです。ウインターはウェットスーツと同じ構造で風を通さないのです。器材を洗っている時などに大きな差が出ます。それでも寒い時には低温やけどに注意すれば、貼るカイロなども。ですがつま先用カイロだけは空気の循環が悪い為か、発熱性がひくくお勧めしません。ここまでやれば結構水中は快適に過ごせるのではないでしょうか。その後の問題は陸に上がった後です。一目散にお風呂にいければいいのですが、ボートダイビングなどでは、そうもいきません。その際は上がったらすぐにドライスーツの排気バルブをロックにまわして空気を吸入してみてください。暖かい空気がはいってきますよ。陸上は10℃を切っているのですが、水中は14℃ぐらいです。なので、上がってすぐにタンクの空気を吸入すれば14℃。これが結構暖かいのです。ぜひ試してください。そして風があるときにはフードとグローブをつけたままでいることです。ここまでおこなえば寒がりの方でも今年の冬は快適に過ごせるのではないかと思います。色々な方法があると思いますが、皆さんが冬にしていることがあればぜひ教えてください。でも一番いいのはあがってからすぐに温泉にいくことでしょうか。今年の冬も暖かくして乗り切っちゃいましょう!!




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