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「スチールカメラ終わりなき修業!! 」


菊池 綾

私のカメラとの出会いは、ダイビングを始めて1年後の、三宅島イルカツアーでした。(そう、噴火前です。こう書くと、いかに昔なのかと思ってしまうのですが・・・)近くでイルカを見るのが初めてだった私はとてもウキウキしていました。そして、『写るんです』の防水版を見つけたのです。 張り切って水中に持っていったものの、イルカの動きの早さと私の腕のなさから、結果は・・・、予想通り、散々なものでした。それからというもの、「水中で綺麗な写真が撮りたい」というのが私の夢になりました。・・・とは言っても、当時学生だった私は、すぐに機材を揃えられるはずもなく、心の中にしまっておくだけの夢でした。それから数年後、就職し、金銭的にも多少余裕が出てきたので、思い切ってカメラを買うことにしました。当時はデジカメの存在すら知らない頃です。一眼レフのカメラを防水のパック(ハウジングと言います)で覆ったものが主流でした。私が購入したものは、カメラセットの中でも比較的手ごろな価格のものでした。それでも、私にとってはとても勇気のいることでしたけど。こうして私の本格的なフォト派ダイバーの道が始まりました。 しかし、なかなか雑誌のような写真は撮れない。当たり前なのですが、もう少しなんとかなると思っていたので、ショックでした。シャッターを切る時は、「今だ!」と思うのです。でも現像してみると、あらら・・・。36枚撮りフィルムの中で、「お〜っ、これいい!」と思えるのは、ほんの数枚。後の大半は、魚がフレームから外れていたり、合って欲しいところにピントが合っていなかったり、なかなか思うようには撮れないのです。 そして今年、「もっと小さなものが撮りたい」「もっと性能がいいハウジングにしたい」という、自分の腕のことはさておき、わがままな思いのままに、新しいハウジングを買うことにしました。これが白くてホントにきれいなボディなんです。ホレボレ!!更にマクロレンズを取り付け、魚の目もアップで取れるようになりました。ところがますますピントを合わせるのが大変。 今までは、オートフォーカスといって、カメラが自動的にピントを合わせてくれていたのですが、これが自分で合わせないといけない。一枚シャッターを切るのに、とても時間がかかっています。私のカメラ上達の道は、まだまだ遠いようです。それでも、私がカメラにはまり続けているのは、やっぱり上手く撮れたときの快感でしょうか!魚の顔にピタリとピントが合った時の嬉しさは、我ながら「良くやった」と思ったりして。ダイビングをやらない友達にまで見せたりしています。 このかわら版を読んでくださったみなさん、どうぞ一緒に潜った方がカメラを持っていて、その人がじっと動かなかったら、温かい目で見守ってあげてくださいね。魚の前に何分も陣取り、なかなか順番を代わってくれないのも、自分の思うような構図になるまで、魚たちが動いてくれるのをひたすら待っているのです。これは私の経験からのお願いですけど。カメラを持っている方たちも、そんなみなさんに甘えっぱなしではなく、たまには水中記念写真を撮ってあげたりして。気付かないうちに迷惑をかけていることがあるでしょうから。・・・という自分への反省を込めて。 これから写真を始めようと思っている方。迷っている方。ぜひ、一度はやってみることをお勧めします。自分が潜ってきたことが形に残るのは嬉しいことですよ。海の中は、いつもワクワクがいっぱいです。カメラに限らず、自分の中で課題を見つけていくのは、楽しいものです。みなさんも楽しいダイビングライフを送ってくださいね!!



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