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「こだわりの生物」


金子 恵章

シーポイントメンバーの皆さん、元気にダイビングを楽しんでいますか?私たちは、ダイビングをしていて、水中でいろいろな生物に出会いますが、その中でも人それぞれ好きな生物、興味のある生物がいると思います。色の綺麗なチョウチョウウオ系、あいきょうのある顔のハゼ・ギンポ系、大きく力強いタイ・カンパチ系、サメ系、イザリウオ系、ウミウシ系、エビ・カニ系、などなど、理由は様々とにかく何か「ツボ」があって好きなんだと思います。 そして、好きな生物、興味のある生物は、ぜひ見たいと思うのが普通で、私も当然見たい生物はたくさんいます。自分も見たいし、皆さんにもぜひ見せたいと思い、ダイビングごとに一生懸命探し努力をしています。当然、見たい生物を発見した時は、とてもうれしく、その喜びを一緒に潜った人達とわかち合うと、さらに、うれしさも倍増して「ダイビングをしていてよかったなぁー」と思います。 しかし、見たい「ツボ」が皆さんと違うと、見たい生物を発見しても、喜びをわかち合えずに、逆にとてもさみしい気分になってしまう事もあります。そんな、さみしい気分になった代表選手3匹を、今回はご紹介したいと思います。 まず1匹目は、「ガラスハゼ」。ガラスハゼは、ムチヤギにいるハゼで、体は名前のとおり、ガラスのように透き通っていて、大きさは1cmくらいの小さな魚です。最初に発見するまでは、ムチヤギが生えている所では、必ずチェック! 発見するまでに何百本のムチヤギをチェックしたことか・・・。 ある日やっと念願のガラスハゼを発見し、一緒の潜っていた人にも見せたのですが、リアクションは少なく、海から上がって聞いてみると「あーっなんですか?あの透き通ってるメダカみたいなやつ!」って感じでした。ムチヤギを何十本とチェックしてやっとみつけたのに・・・。 2匹目は、「ゼブラガニ」ゼブラガニは、ウニと共生していてウニの裏によくついているカニで、体は茶色と白のシマ模様で、大きさは1cmくらいの小さなカニです。ゼブラガニも最初に発見するまでは、何十個のウニをひっくり返しチェックしたことか・・・。 ある日やっと念願のゼブラガニを発見し、一緒の潜っていた人にも見せたのですが、リアクションは少なく、海から上がって聞いてみると「えっ!ゼブラガニそれが?」って感じでした。なかなかいなと思うのになぁー・・・。 3匹目は、「ヒトデヤドリエビ」。ヒトデヤドリエビは、ヒトデと共生して、大きさは2〜3mmの本当に小さなエビです。ある日ヒトデヤドリエビを発見し、一緒の潜っていた人にも見せたのですが、リアクションは少なく、海から上がって聞いてみると「えっあのゴミみたいなやつ!あれエビなんですか?」って感じでした。そりゃーゴミみたいに小さいけどなぁー・・・。という感じで人それぞれ「見たいツボ」が違うので、あまりに独創的になり過ぎると、この様なギャップが出てきてしまいます。しかし、ギャップはギャップで人それぞれ楽しめばいい事で、これからも海中生物への自分だけのこだわりを持ちつつダイビングを楽しんで行きたいと思います。これから一緒に潜る時に自分だけのこだわりのある人は、こだわりの生物を教えてください。 そして、一緒にこだわりの生物を探し喜びをわかち合いましょう。



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